ある程度ゴールが見えたので今の段階でゲームの総括を。

プレイして思ったのは、当時はインターネットがなく??情報が拡散されていない状態でNPCの発言からいろいろな隠し要素を探すという冒険的な楽しみが出来た。

攻略本もすべての情報を載せていないものが多く、人づてで情報を得て驚いたり等、時代に合った楽しみ方があったと思う。

いまはそういった楽しみ方はできないので、発売当初のようなフルに楽しめる状況ではないと思う。



良かった点

・ストーリー
・音楽
・キャラクター
・隠し要素、遊び心
・ボスに状態異常が通ったり等攻略要素があるのは面白い 
(アプリ版だとバニッシュデスを潰しておいたのは正解だと思う。)


悪かった点

・幻獣の成長率のシステム(今作一番の害悪)
・ロックの設定が若干危うい(今の時代の感覚だとサイコパス)
・期間限定の敵が多すぎて、下調べなしの図鑑コンプが鬼畜すぎる

(・アプリ版は操作性が極めて悪い NPCに話しかけるのもつらいときがある)



少し前にプレイしたFFレジェンド2などと比べると悪かった点を踏まえてすら神作ではあるので、初見プレイの方にはかなりおすすめはできる。

とくに幻獣の成長率を気にせずプレイできる人には超おすすめ。

今回は成長率を気にして低レベルでの進行をしてみたが、このプレイ方法の場合は余計な動きが出来ず本作の良さを著しく損なうことになる。

ネットがなかった時代だとNPCの発言を受けていろいろなところを探したりするときに、幻獣の成長率のせいで逃げることしかできずかなりの妨害になる。

隠し要素が多く色々なところを冒険させたいという意図と、成長率の設定が鬼畜すぎてまともに戦えないという要素は相反していて良くない。


簡単な解決方法としては、レベル1に戻すアイテムを実装してくれさえすれば、序盤は戦いながら楽しめて、やり込み要素として後半にレベル1に戻して任意の幻獣を装備して成長させられる。

まぁ実装されることはないし、リメイクされることがもしあるならそもそも一番の害悪になっている幻獣による成長システムは根本から見直されるはず。


低レベル進行も途中で解放されるならまだしも、本編をクリアしてEXダンジョンを途中までやってようやく自由にレベルが上げられるようになる。

ほんの少し切り捨てる場合だと、全員仲間にしてサボテンダーの魔石を手に入れるところくらいだと思うが、それでもかなりの終盤になる。


細かなステータスを気にせずに済む人は、

お気に入りの4人だけちゃんと育てるという目標にしたり、

わざわざレベルは上げないが図鑑登録を完璧にするくらいまでは戦うようにするなどしたら、いい感じに楽しめると思う。


低レベル進行の場合でも、ねずみ避けやトロッコ、飛空艇戦などの強制戦闘は一切工夫せず普通に戦うくらいでもいいと思う。

それでもパーフェクトにやった時よりも2,3くらいしか変わらないはず。

さらにサボテンダーの魔石を手に入ったところで、HPMPでレベル1,2くらいの損は受け入れるという方針ならまぁまぁの段階で自由になれる。


私は終盤まで来てしまったので最後までやる予定だが、今作の成長率のシステムはFF6の魅力を大きく損なっていてかなり嫌い。

レベル1に戻すアイテムでもあればほぼ解決した問題なので残念。