以前から気になっていたゲームで、ネット上では "神ゲー" という評価を何度か見かけていた。

先日購入し、第三部までクリアした。


ここまで進めた結論としては、

Vita時代にこのゲームの質感なら神ゲーに分類できると思うが、PS4でプレイするゲームとしては良いゲームとは言えない。

PS4でゲームをするなら、グラフィック的にも内容的にも他に優れたタイトルが多いので、そちらをやるべき。

Vitaしかなかった時代にならプレイしたいが、いまやるべきゲームではない。




良かった点と悪かった点をメモ。


【アクション】

無双系よりはアクション性があるもののかなり単調な部類。

戦闘は、ストレスはないが、爽快感もない。

スキル発動までの時間が短いところは好印象。
ここがもう少し長ければストレスゲーになっていたはずなので調整が上手いと思う。

ハードモードでそこそこやってみたが、こちらは面白くなかった。

アクション性の低いゲームで敵の火力が単純に上がるだけなので、ストレスを感じるだけ。

アクション性は低いが、ストレスもないというのが売りになっていると思うので、ノーマルモードでやるのが無難。

移動速度が速いのもストレスが溜まらないようになっていて、とても良い。



【ストーリー】

ストーリーは良いとは言えないが悪くもない。

テキスト量の少ないRPGだと、ストーリーが良い作品の方がかなり珍しい。

最近だと鼻につかなければそれでいいくらいにしか期待しておらず、その点においては問題なかった。

内容の薄いストーリーを長尺でやられるとつらいが、全体的に短めだったのは好印象。

あくまで主役はアクションの方なのだと思われる。

いきなりミステリー展開がされ、はじまったときは期待感があったが、凶器を誰でも探せる自室スペースにおいているわ(少し離れたところにいくらでも隠せるのに)、微妙な証拠だけで犯人が名乗り出るわと、かなり酷かった。

死んでいると見せかけて死んでないパターンの演出かと思いきや、ちゃんと死んでいたところは好印象。



【映像】

グラフィックは一世代前のレベル。

(調べると、2016年にVitaで出ているものらしいので、リメイクではなくリマスターなら綺麗な部類か?)

スタートの船のシーンで、帆がガチガチの質感。

草原や岩山ではグラフィックの古さはそこまで気にならない。

キャラクターのグラフィックも古いが、キャラのデザインのセンス・配色センス・衣装デザイン・露出度等の工夫でかなり補えており、総合的にはいい感じ。

立ち絵のセンスが素晴らしく、ステータス画面などで躍動感のある立ち絵が見れる。

ポリコレの被害に遭っておらず、女性キャラが可愛いのはポイントが高い。

むしろグラフィックが古いのに顔まで不細工だと致命傷だったと思う。



【探索】

ハクスラ要素が低いのは印象が悪い。

敵のドロップ品が共通になっているところは残念で、わざわざ特定の敵を倒しに行かなければいけないという要素がほぼない。

レアドロップで武器などが手に入るということもなく、ドラクエのモンスターを仲間にするために何度も戦うというような楽しみがない。

この手のゲームでハクスラ要素がほぼないのはかなり勿体なかった。

同じマップの再利用などがほぼ見られないところは印象が良い。

マップ移動時のロードが爆速でストレスがないのもとても良い。

天候は晴れが多いのは理想的だが、ずっと晴れというのは少し寂しかった。
ほぼ曇りにされるくらいなら、ずっと晴れの方がいいが。

宝箱の中身が、手に入っても嬉しくないマンゴーなどが多いのは印象が悪い。

探索要素を出すために、宝箱は場所を非表示にして、ちゃんと手に入って嬉しいものを入れておいて欲しかった。

このゲームで一番残念だと思ったのは、ハクスラ要素がほぼなく、何度も敵と戦う意義が見いだせなかったこと。